メモ帳

私による私のための覚書

私とテニスの王子様、それからテニミュ

ドリライお疲れさまでした。
ドリライ感想みたいな作文は次の記事でします。
なんとなく、振り返りたくなったので私とテニスの王子様、それからテニミュに落ちてドリライに至るまでを書き記しておきます。
なにかが言いたいわけではなくて自分の考えとかきもちを残しておきたいので……
 
 
 
私は約四年前、初めてテニスの王子様を読みました。
おたく歴約六年目にして初めてテニプリに触れ合ったんですね
 
今のスポーツ漫画って、主役校は普通に負けるじゃないですか。
私にはそれが普通で、負けるからこそ得るものがあって次は勝てるっていうテンプレートの中で生きてきたので、正直、全部勝ち進んでいく(青学としては)のを見て「ふうん……」程度にしか思っていませんでした
 
優勝したね、よかったね青学!みたいな。
 
この時好きになったのが、青学の不二周助でした。今も変わりません。
青学のキャラを好きになったもんだから、他校の努力や苦悩、みたいなものを考えることもなく、しかもあの天才不二周助を好きになっているので四天以外は特に苦しむこともなく(?)
何より当時思考回路が子供だったので、『考察』みたいなことはしなかったです。
 
だからとりあえず嗜んだ、青学くらいならわかるよ、なーんて感じでテニスを読み終えました。
でも出会う女おたくは結構な確率でテニスを嗜んでいて、しかもそのほとんどが、他校推し。なんか、すごい、人気あるんだなあ、って思ってました。
それでも他校にあんまり興味がなかった。
初期校って言われる不動峰聖ルドルフ・山吹のことなんてほんとに頭の中に残ってるか?って感じでした。
 
まあそんな感じでテニスをいったん通り過ぎ、別の作品にはまりつつ、気づいたら舞台を観に行くようになってました。
某鈴木●樹さん(推してないです)の出ているものやその周りの面白そうなものを観ていったため、テニミュにはとんと縁がありませんでした。(某氏はテニミュに出ていないため)
テニミュの存在は知っていましたが「こわいところ」という認識で(笑)、テニミュまで観てしまったらたぶん一生舞台観て生きていくんだろうなみたいなところがあったので、近づこうとしてませんでした。
 
 
そして時は2015年ですよ
私にはテニスの王子様が好きで、テニミュが好きな友人がいます。
その子が3rd始まって不動峰に通い始め、「初めて見る人に今のテニミュを見て欲しい」と言われ、
私も舞台を見に行き始めて2年目くらいだったのでそろそろテニミュ観とくかあ、くらいの気持ちで行きました。
2年目にもなるとなんかもう2.5はいいや、なんて気持ちにもなっていたので、
行ったところでハマらないよ、と少し思ってました。ストレートが見たい、っていう……。
 
結果、「楽しかった!やばい!これはこの先学校が変わるごとに1公演はいくわ!」
でした。
歌に圧倒されたんですよね。
思い返せばミュージカルというものには行ってなくて、劇団四季のDVDとかは観たことがあったんですけど、だから歌の要素でハメられるとは思ってなかったです。
私自身が中~大まで音楽に触れて生きてきているので、やっぱり音楽ってすごいなって思いました。
たった一曲で感動するんですよ。
不動峰の「真剣勝負だ!」で、まさか泣きそうになるとは思ってませんでした。
 
不動峰、すっごい熱かった。
ちなみにその時なりの精一杯の感想がこれの一個前の記事です。
 
 
テニミュすごいな、って思いました。
不動峰って学校はすごく熱いパッションを持った学校で、
でも、彼らは青学に負けてしまう……
 
そのストーリーを、初めて目の当たりにした感じがしました。
漫画で読んでたはずなのに、です。
『青学VS不動峰』っていう、一つの試合を丁寧に描いてくれているからこその、熱さというか。
 
 
 
テニミュって面白いじゃん!」
って思ったのですが、
「でもまあ各公演1回ずつしか見ないけどね」
と思ってもいました。
私は今までどの舞台も1度きりしか見ておらず、(DVDは別として)2回も見なくていい、って思ってたんです
 
 
でもなんか面白かったし、わけがわからないまま青学のチームライブ、当日券で入りました……(笑)
わけがわからないまま不二周助菊丸英二の『ライバルな二人』を見せられて
最高かよ!?ってなって帰ってきました。(3-6推しです)
とても楽しかった……。
お見送りも楽しかった。
こうやってお客さんを楽しませることに全力をかけていて、だからテニミュって愛されてるんだなって、不動峰一回とチムライ一回で悟りました。
 
 
 
そして迎えた聖ルドルフ公演
予言通り、1度きりでした(笑)
と、いうのも凱旋と別の舞台が重なりすぎてて「あっ無理だ」となったからなのですが……。
 
お気づきでしょうか、ルドルフの時点で2回目行く気満々なんです!!(笑)
 
で、ルドルフ公演がどうだったかというと、感想としては「不二くんかっこよかったなあ、強そうだなあ」です
何が原因ってルドルフ公演の翌日にショックの大きい「メサイア 鋼ノ章」を見たのが原因だと思います。わかる人だけわかってください……(笑)。
 
ほんとに記憶ないんです。ファンの人に怒られそうだけど……
その反動かBD買ってから何回も見てます……
 
 
 
で、まあ、一公演ずつ行くって言ったし、山吹行くじゃないですか
 
ドーーーーン
 
落ちました。
なにが、とか誰に、とかでなく、なんかもう山吹公演がめちゃめちゃ楽しかった
 
結果的に四日連続テニミュになったんですけどまず
 
そもそもの原因が、凱旋の月曜日に行って、お見送りが不二周助
そう、不二周助
テンション上がりまくった私、「明日の分の当日引換買ってくる」という友人に
「私も行く!!!!!」
と言ってしまい、この時点で軽率な二日連続テニミュ
ああ、テニミュって怖い。
 
二日目もめっちゃ楽しくて、特に前回負けた聖ルドルフがコンソレ氷帝戦のために練習をするっていう曲が曲調からしてめっちゃ好きで。
「観月のルール」っていうんですけど。
 
楽しかった理由の一つとして、たぶん山吹戦だったからっていうのがあるんだと思います。
亜久津っていう例外はいるけれど、山吹は楽しくテニスをする、っていう学校で、
校歌「一陣の風」からもビンビン感じて、
だから山吹公演楽しかったんだろうなって。
 
二日連続テニミュを終えて、次の日が別の舞台を観に行く日だったんですよ。
それが昼公演で。
何の因果か2nd好きだったフォロワーさんがその日いたんですよ。
テニミュたのしかった~3rdみなよ~なんなら今日行く?」
って冗談半分に言ったら向こうが本気で、あっじゃあ行こう、ってなって
まあそのあと帰りに二人で翌日分買って帰るっていう事をしたので
結果四連続テニミュになったんですよ。
 
日替わりを通してルドルフの子たちを好きになっていって、山吹は可愛いし、
チームライブ行こうとか思い始めて(ちなみに先行一般のがしたけど結局一回ずつは行けました)
 
チムライを経たらどっぷりでした。
 
テニスの王子様って考察するところというか、キャラについて考えられる余分があるんですよ。まあこれは友人の受け売りなんですけど。
舞台を観て、役者が演じているのを観て、キャラが現実にいるのを見て、私はやっとそれに気づきました。
 
例えば
ルドルフの観月は勝つためだけにこだわってチームを作っていて、それで負けてしまって、じゃあ、その後は?
山吹の亜久津は、あんなに言っていたのに負けてしまった。ほんとうに、テニスをやめるの?
負けた後は、彼らは、どうするのだろう。
今まで勝つために必死になってきたのに、負けてしまった彼らはどうするんだろう。
 
そう考え始めるようになっていました。
これは、たぶん、ミュージカルとの出会いがなければ考えようとも思わなかったんだと思います。
ちょっと昔に読んだテニスの王子様っていう漫画、でとどまっていたんだと思います。
 
今は、テニミュに出会えて、テニスの王子様に出会えてよかったなって思います。
ドリライが終わってひとまず不動峰・ルドルフ・亜久津には会えなくなってしまうので、なんとなく書いておきたくなってしまいました。
 
記事の途中、ストレートが観たいという話をしましたが、
結局のところ私は2.5も好きなのだと思います。
漫画もアニメも大好きですが、役者さんが、全身でキャラを演じてくれる、その熱量が好きなんです。
いい年して、なんて書いたら語弊が生まれそうだけれど、私には到底できない青春を等身大で演じて見せてくれる、テニミュのようなスポーツものが大好きです。
役者さんたちがわちゃわちゃしながら、時に真剣に、切磋琢磨していくのを見るのも好きだし、まあ、私がテニミュにハマらないなんてことはなかったんだなあって今では思います。
 
次の氷帝で、私が好きになった青学の子たちは卒業です。
ドリライが終わって卒業が近づいて、わりと感傷的になってます。
が、ドリライのことも書いておきたいので、次の記事でドリライまとめします。